仮想マシンでXen+NetBSD Dom0遊ぶ

しばらくDomUの準仮想化OSをインストールしていない。
こうする理由は特になかった。タイトルの言う、遊び。

まずはVMWare Playerの仮想マシンにNetbsd 6.0/i386をインストールする。
この段階は簡単です。普通のOSインストールと特に何か違いはない。

インストール完了後、cdromの/i386/binary/kernel/netbsd-XEN3PAE_DOM0.gzをハードディスクにコピーする。これはXenに必要なDOM0カーネル。Xen 4.1.3で非PAEのカーネルはDOM0として使えないようだ。

そしてpkgsrcを取得する。これはnetbsdのインストールするとき取得できる。あるいは、cdromの /sysinst ツールを起動してConfigメニューにpkgsrcをダウンロード&インストールする。

Xenを入れるためインストールするものは二つ。xentools41とxenkernel41です。二つも/usr/pkgsrc/sysutilsに入る。気軽にmakeしてできる・・・はず。だができない。少なくとも私は失敗した。

xentoolsを構築するためbashは必要です。bashを構築するためgtexinfoは必要です。gtexinfoを構築するためbashは必要です。死ぬ。

仕方ない、bashのバイナリパッケージをインストールする。そしてxentools41を再構築する、今度はできた。

xentools41とxenkernel41を構築完了した後make installを実行する。こうしてOSに入れた。

この段階は終わった後、/usr/pkg/xen41-kernelにXenのカーネルは置いてる。前にハードディスクにコピーしたnetbsd-XEN3PAE_DOM0.gzまだ覚えてる?解凍して / で置いていい。そして /boot.cfg を編集して、Xenで起動のアイテムを追加する

menu=Boot in Xen:load /netbsd-XEN3PAE_DOM0 console=pc; multiboot /usr/pkg/xen41-kernel/xen.gz dom0_mem=384M

dom0_memはNetbsd DOM0に保留するメモリ。赤字の部分は注意して。なければNetBSDの起動から後何も見えなくなった

ここまでは足りない。xendなどのdaemonは入っていないからxmなどのツールは使えない。でもxentoolsをインストールした後 /etc/rc.d にxendなど見つからない。実はやつらは /usr/pkg/share/examples/rc.d にある。xend xencommons xendomainsを/etc/rc.dにコピーする。そして /etc/rc.confに
xend=YES
xencommons=YES
xendomains=YES
を追加する。
システム再起動。boot menuにBoot in Xenを選べば起動する後 xm list でdom0が出る。

下記は参考した文章です:
http://pbraun.nethence.com/doc/sysutils_xen/dom0_netbsd.html
http://www.daemon-systems.org/man/boot.cfg.5.html